精麻作家さんとつくる、新しいティンシャのカタチ

精麻作家さんとつくる、新しいティンシャのカタチ

Aruna Houseのティンシャには、革紐ではなく「黒い木綿の紐」を採用しました。

動物由来の素材を使わない、アニマルフレンドリーな選択を大切にしたいと考えたからです。
 

そんな私たちが今、新しく取り組んでいる挑戦があります。

それは、日本の神事で大切にされてきた「精麻(せいま)」でティンシャを結ぶことです。
 

麻と私たち日本人との密接な関わりと、精麻が持つ静謐な美しさを知ったとき、「この神秘的な素材でティンシャを結びたい」という想いが湧き上がりました。

【この貴重な天然繊維を丁寧に撚り合わせたものが精麻紐です】

 

精麻とは?原料と神事との美しい関わり

精麻とは、大麻(オオアサ)の茎の表皮から繊維を取り出し、きれいに整えたものです。

使用するのは葉の部分ではなく、空高く真直ぐ伸びる茎の外側の部分。

表皮を剥ぎ、不要な部分を取り除き、美しい繊維を丁寧に引き出して乾燥させる。

いくつもの手作業の工程を経て、ようやく長くしなやかな精麻が生まれます。


【精麻の原料となる大麻(オオアサ)】

 

なぜ神事に精麻なのか?「祓い清め」に込められた意味

精麻は、古来より神道において塩や水でも祓いきれない穢れ(けがれ)を深く清める象徴として、神事に欠かせない素材でした。その強い浄化の力は、今も私たちの身近な神聖な場所に息づいています。

  • しめ縄:神域と俗界を分かつ、神聖な境界線に。
  • 祓串(はらえぐし):神職が参拝者の心身や場のお祓いをする際、手にする道具の先へ。
  • 横綱のしめ縄(綱):神事である大相撲の最高位、横綱が土俵入りで締める縄に。
  • お守り:玄関の清めや、邪気を寄せ付けない身近な魔除けとして。


【祓串(はらえぐし)】

 

日本の手仕事で、ネパールのティンシャを結ぶ

私たちが精麻に強く惹かれたのは、その美しい色合いや上品な光沢だけではありません。

Aruna House

さらに、精麻を細く裂き、水分を含ませてしなやかに整え、繊維を継ぎながら撚り合わせることで、一本の精麻紐が生まれます。

そして今、その紐を仕立ててくださる素晴らしい精麻作家さんとの心強いご縁に恵まれています。
日本の手仕事で、ネパールのティンシャを結ぶ。その思いが、もうすぐ形になりそうです。

 

※イラストはAIで生成したイメージです。

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